藤井 哲信
FUJII Tesshin
阿波藍のガラス
Oct.21 9:00-12:00
Biography
1989年に能登島で吹きガラスと出会いガラスに興味を持った藤井さんは、新聞記事で第2回フェスティバルの様子を知り、第3回フェスティバルに受講生として参加しました。 その後個人工房を作り徳島で中四国ガラス工芸交流会を結成、1994年野田 收を講師に招聘し、徳島ガラススタジオの工房施設を借りて徳島初のガラスワークショップを行いました。これがきっかけとなり、徳島ガラススタジオでは毎年ワークショップが開催されるようになりました。2011年には野田 由美子がワークショップ講師として招聘されました。
藤井さんの作品は地元徳島の藍染の青色を使いガラスレース技法で製作しています。第4回フェスティバルの講師リチャード・マーカスさんとダンテ・マリオーニさんのガラスレースを作るワークショップを受講したことが最初のきっかけとなりました。藤井さんはその後独自の藍色レースケインを作りグラス、大皿、大鉢などを製作、2005年徳島県展記念大賞受賞、テーブルウェア大賞展にて審査員賞受賞等数々の受賞、全国で個展を開催しています。
新島のフェスティバルに参加して、それまで知らなかったガラスの世界を知り、そしてたくさんの友人を得ることが出来ました。ダンテに学んだレースガラスは、現在私の中心的な仕事になっています。
この度フェスティバルでの講師を依頼され、とんでもないことと、お断りしたかったのですが、新島への感謝を込めて、阿波藍色とオリーブ色の新島ガラスが融合して、何か新しい作品が出来たら良いなと思っています。
活動履歴
- 1990〜94年
第3回〜7回フェスティバル受講生 - 1992年
専修舘ガラス工房 設立 - 1994年
中四国ガラス工芸交流会を結成 野田 收を講師として招聘、徳島ガラススタジオでのワークショップ開催に寄与 - 1995〜97年
第8回〜10回フェスティバルT.A. - 現在 徳島ガラススタジオを管理する徳島市文化振興公社理事
Video:
当日のプログラムの一部がこちらからご覧になれます。