新島国際ガラスアートフェスティバル
33rd Niijima International Glass Art Festival
新島ガラスアートフェスティバルの伝承
Niijima Reflections
コロナウイルスの感染予防のため昨年10月に延期されていた第33回フェスティバルは、その後の感染拡大とそれに伴う緊急事態措置のため開催を再再延期せざるを得なくなりましたが、事態もようやく収束化を見せて来たことを踏まえ、予防対策をした内容で2022年10月に開催することとなりました。感染予防を期して今回は海外講師の招聘はせず、新島と関わりの深い国内作家のデモンストレーションを中心にしたワークショップをガラスアートセンターで行い、その様子を内外にインターネット配信します。
招聘する講師たちはかつて新島国際ガラスアートフェスティバルを体験し、さらに経験を重ねて自らの個人工房や大学などの教育機関でワークショップを主催開催している作家達です。
新島ワークショップの精神を継承し、精力的に制作活動と伝承をする作家たちが再び新島に集い、研鑚と新島の役割を検証しながら次世代を繋ぐ人材育成と交流を深め合います。
(野田 收)
リモートフェスティバル
今回の新島ガラスフェスティバルはリモート開催です。離れた場所からでもインターネットを通じてワークショップに参加することが出来ます。
ワークショップの受講
ワークショップの受講はズームソフトを使います。3時間ほどのプログラムでは作品制作のデモをストリーミングで同時に体験することが出来ます。
プログラムは作品制作のデモンストレーションと後の質疑応答で構成されていますが、細かい進行内容については各作家、クラスごとに異なります。案内ページを見て、関心のあるプログラムを選んで受講してください。
参加申し込み
ページ下の申し込みのボタンからウエビナーの登録ページにリンクします。画面に従って受講登録をお願いします。参加費用は無料です。
映像を配信
プログラム終了後に、各クラスの制作映像を新島ガラスアートセンターのページに配信し、いつでも見ることが出来るようにします。
SCHEDULE
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10月16日(日)
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10月17日(月)
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10月18日(火)
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10月19日(水)
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10月20日(木)
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10月21日(金)
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10月22日(土)
9:00- 夢
Glass Around 70's竜宮城をモチーフに人々にとって夢のような世界をガラスで造形します。デモは4時間ほど、制作作業は休憩なしで進めます。タイムキーパーが進行役を努め、途中経過を説明したり質問に答える場面を作ります 詳細はこちら
SCHEDULE
10月/16(日) | 17(月) | 18(火) | 19(水) | 20(木) | 21(金) | 22(土) | |
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8:00 | *** | *** | *** | *** | *** | *** | *** |
9:00 | |||||||
10:00 | |||||||
11:00 | |||||||
12:00 | *** | *** | *** | *** | *** | *** | |
13:00 | *** | *** | *** | *** | *** | *** | *** |
14:00 | *** | ||||||
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16:00 | *** | ||||||
17:00- | *** | *** | *** | *** | *** | *** | *** |
ARTISTS
Glass Around 70's
Glass Around 70'sは1970年代生まれのプロのガラス作家集団です。彼らが学生の頃は国内外のガラスの作家によるワークショップが非常に盛んでした。複数の作家によるコラボレーションデモには圧倒的な魅力があり、若き日に受けた感動を後輩達に受け継ごうとチーム結成に至りました。 詳しく
ヘッコミーズ
「ヘッコミーズ」は、柳さんの講師経験を通し、海外にも通用するバーナーワークによるデモンストレーションを模索したいという想いからスタートしています。今回のデモでは大きな鯨の製作をします。詳しく
藤井 哲信
藤井さんの作品は地元徳島の藍染の青色を使いガラスレース技法で製作しています。 独自の藍色レースケインを作りグラス、大皿、大鉢などを製作、2005年徳島県展記念大賞受賞、テーブルウェア大賞展にて審査員賞受賞等数々の受賞、全国で個展を開催しています。詳しく
加倉井 秀昭
加倉井さんは長年に渡りフェスティバルのT.A.として尽力してくれた作家の一人です。2015年に個人工房設立、ワークショップを開催したり、個展やグループ展等、全国的に活躍しています。今回は彼ならではの技術的難度も高いスイッチバックの作品制作を見せてくれます。詳しく
小牟禮 尊人
小牟禮さんは秋田公立美術大学の教授として後進を指導し、ガラスのワークショップを精力的に推進開催してました。今回のデモでは小牟禮さん独自の柔らかい形のワイングラスを製作して頂きます。詳しく
廣田 理子
廣田さんの作品はガラスの美しさを生かしたアクセサリーが代表的で、素材、デザイン、コンセプト、技術のバランスが素晴らしく一体化しています。美しいガラスアクセサリーのあるべき姿を、経験に裏づけられたアート、デザイン、バーナーワークの技術で見せて頂きたいと思います詳しく
野田 收
今回のデモでは、独自の技法と感性で新島ガラスをひも状に巻き重ねて熱いうちにつぶしたり伸ばしたりして、土器の手捻りの様に線を面に立ちあげながら成形する花器「ニイジマランドスケープ」を制作予定です詳しく
大村 俊二
大村さんは1988年新島ガラスアートセンター開館時から4年間スタッフとして勤務、現在は武蔵野美術大学で教授としてガラスの指導をしています。作品はガラスのパーツを組み立てて製作する彫刻的な作品です。30年ぶりに新島ガラスでのデモンストレーションをして頂きます。 詳しく
生田目 礼一
生田目さんはバーナーワークで次々と大掛かりな野外での新しいインスタレーションを発表しています。幕張 メッセのサマーソニック東京、六本木アートナイトインスタレーションは注目を浴びました。今回のデモでは自然との調和を基にした胡蝶蘭の製作をします。詳しく
樫田 睦
樫田さんは極めて高度の製作技術を持つ作家です。雪のデザイン賞佳作賞受賞作品はテレビ連続番組の主題歌の映像に使用されました。2019年より教育機関や工房でワークショップ講師として活躍しています。今回のデモでは樫田さんの作品の中でも人気の高い金魚を製作します 詳しく
柳 健太郎
柳さんは千葉県印旛沼で季節漁師をしながら作品製作と教育機関での指導を行なっています。柳さんの作る作品には、ガラスのチェーンが実際に動きプロペラが回る技術力の高さと面白さがあります。今回のデモではまたまた不思議を見せてくれそうです。詳しく
参加申し込みはこちらからお願いします
吹きガラスを中心とした午前のクラス
- 10/16 9:00-12:00 限界デモ最終章 大村 俊二
- 10/17 9:00-12:00 夕立紋のボトル 加倉井 秀昭
- 10/18 9:00-12:00 ニイジマランドスケープ 野田 收
- 10/19 9:00-12:00 ゆらめきのワイングラス 小牟禮 尊人
- 10/20 9:00-12:00 阿波藍のガラス 藤井 哲信
- 10/21 9:00-12:00 ウエイブ 野田 由美子
- 10/22 9:00-12:00 夢 Glass Around 70's
上記の作家のクラスを受講希望の方は下のボタンをクリックしてください。ウェビナーの登録ページが開きます。画面の指示に従って参加登録をお願いします。
登録後、招待ページヘのリンクが示されます。吹きガラスを中心とした午前のクラスが全て受講可能になります。
バーナーワークを中心とした午後のクラス
- 10/17 13:30〜16:30 現代ガラスジュエリー 廣田 理子
- 10/18 13:30〜16:30 卓上胡蝶蘭 生田目 礼一
- 10/19 13:30〜16:30 金魚(琉金)のオブジェ 樫田 睦
- 10/20 13:30〜16:30 ホットマシュマワローン 柳 建太郎
- 10/21 13:30〜16:30 新島鯨 ヘッコミーズ
上記の作家のクラスを受講希望の方は下のボタンをクリックしてください。ウェビナーの登録ページが開きます。画面の指示に従って参加登録をお願いします。
登録後、招待ページヘのリンクが示されます。バーナーワークを中心とした午後のクラスが全て受講可能になります。